私が住んでいる会津地方の郷土料理に、
「こづゆ」という汁物があります。
こづゆは、
お正月やお祭り、冠婚葬祭など、
御祝儀、不祝儀どちらの席にも用いられます。
基本の材料は、
里芋、人参、糸こんにゃく、豆麩、キクラゲ、椎茸、干し貝柱、
などですが、
各家庭によって材料は様々。
うちでは、この基本の材料の他に、
タケノコ、ウド、ちくわ、なども入ります。
1センチ角程度に具材を切り揃え、
貝柱のダシで煮込みます。
東北は一般的に濃い味付けが好まれますが、
こづゆはあっさりした薄味。
それぞれの素材の味を感じることができるよう、
お醤油を使い、上品な薄味に仕上げます。
こづゆは、「手塩皿」と呼ばれる会津漆器でいただきます。
この「手塩皿」は、
こづゆを盛るための器で、
浅めの朱塗り椀。
汁物を入れるには、
ちょっぴり浅い器なんですが、
お客様が自分の好きな分量だけおかわりできるよう、
又、たくさん入った具がちゃんと見えるように、
浅めの器を使うそうです。
ちなみにこのこづゆ、
何杯でもおかわりして良いという習わしがあります
なので、
「お客様が何杯でも自由におかわりできるように」と、
1日がかりで大きな鍋にたっぷり作ります。
こづゆは、
どんなにおかわりしても失礼にならないお料理なんです
(まー、ステキ‥)
こづゆを食べると、
会津の素朴さや温かさ、おもてなしの心などが、
伝わってくるような気がします
‥それって、
極上の食文化だと思いませんか?
今日も無事に生きてまーす{笑顔}(笑)
え?!うちのこづゆ、盛り過ぎ?!
いやいや、どこの家庭でもこのくらい盛るんじゃないかしら‥
‥と思ったら、うちが盛り過ぎでした(爆)
豪快な母で申し訳ありません{すいません}(笑)
おかしいと思ったんだよねぇ、
いくらおかわり自由な習わしがあるって言っても、
2杯も3杯も食べられないよなぁー{落ち込み}‥‥って。
謎が解けました{電球}ありがとう(笑)
「やることなすこと何でも大きい」と近所で評判のうちの母を、
どうぞ許してね(笑)
(そして、そんな母に育てられた私のことも、
どうか大目に見てやってね‥‥あはは{汗})